OPEN CYCLE カスタムペイント

OPEN CYCLE U.P. カスタムペイント 無彩色で表現する2つの"らしさ"

OPEN CYCLEのグラベル・オールロードフレームU.P(Unbeaten Path)のカスタムペイントのご紹介です

今までご紹介してきたキャッチーなペイントとはまた方向性の違う不思議な雰囲気をまとった仕上がりです。

OPEN CYCLEの全てのモデルにはRTP(Ready to Paint)という無塗装のオプションがあり、自由にカスタムペイントを楽しむことが出来ます。カーボンの塗装剥離作業が必要ないのでその分コストが抑えられハードルが下がります。

今回もデザインから塗装までを手がけてくれたのはアトリエキノピオのMASOこと安田氏です。オーダーのキーワードは2つ。

・"これがキノピオだ!"と看板になるような塗装

・OPENのフレームを塗装したものだと分かること

あとは全部おまかせで好きなようにやってくださいという内容でした。曖昧かつハードルの高いオーダーでずいぶんと悩ませてしまったようです。没になった作品の画像がたくさん送られてきました。

”ペイントをはじめて以来の苦悩の日々でした。面白くポップでダイナミックでもあり店内でも目を引く、そんなテーマで取組み数々の失敗を経てようやくゴールが見えてきました”とはこの時のMASOのコメント

そして出来上がったのがこちらのフレームです。白と黒の2色だけを使い、吹き付けの回数による濃淡のみで表現されています。

"色を使わずブラックの濃淡だけで色彩を想像させる水墨画のような効果を盛り込めないか?シンプルな工程の中にこそ美しく面白いものが隠れてるのではないか?色をつくるんじゃなくてフレームの上で作られるから奥行きが出るのではないか?"そんな思考の末に生まれた力作です。

つるっとした陶器のような雰囲気でOPENオリジナルのフレーム形状が浮き彫りに。ロゴを入れずともそれと分かるオーダー通りの仕上がりです。

ちなみにフレームの呼び方にはジョジョ・モイーズのMe Before Youにキーアイテムとして登場するミツバチ柄のタイツに肖って"ジョジョのストッキング""ルーのタイツ"なんて楽しい名前がつきました。

こちらのフレームはしばらく店内に展示しています。カスタムペイントに興味がある方もそうでない方もぜひ一度ご覧ください。

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