先月の発売から大きな話題になっているPanaracerの新ロードタイヤAGILEST(アジリスト)。そのチューブレスレディ対応モデルがクリンチャータイヤから約1ヶ月遅れで入荷してきました。楽しみにされていた方も多いのではないでしょうか。早速ご紹介していきます。
AGILEST TLR ¥7,370(税込) 25C,28C,30Cの3サイズ展開
3モデル用意されていたクリンチャー版と違ってチューブレスレディ対応モデルは1種のみです。レースだけでなくヒルクライム、ツーリングも視野に入れたオールラウンダーとしての位置付けのようです。
クリンチャー同様、新ETRTOに対応したC19のリムを基準にして設計がされています。適合外の組み合わせでは本来の性能を発揮できないことが多いのでご注意ください。
ヒルクライムもというだけあってタイヤはチューブレスレディ対応モデルとしてはかなり軽量の部類です。
- 25C 220g
- 28C 250g
- 30C 270g
到着を待ち望んでいたスタッフが早速開封して取り付けるというので重量を計らせてもらうと267g,269gとほぼ公称値どおりの優秀な結果でした。
フックレスリムに対応ということでZIPP FIRECREST303に装着してみると普通のフロアポンプで難なくビードが上がりました。精度の面でも大きく進化しているようです。これなら普段使いとしても気楽に付き合えそうですね。
乗り味とともに今っぽくなった新しいロゴ
軽く乗ってみたところ、クリンチャーで感じた転がりの軽さ、高いグリップ力、潰れにくいタイヤサイドのコシの強さ、跳ねの少ない接地性の高さはそのまま備えているように感じられました。
1つだけこのタイヤで気になっているのはクリンチャーでは入っていたパンク防止ベルト(Tough & Flex Super Belt)が入っていないことです。シーラントが入っているので小さな穴くらいは問題ないということなのか、別の工夫があるのかもしれませんが、それがどのように影響を与えてくるのか。この辺りは実際使ってみて耐久性(タイヤ寿命)と合わせてテストしていくつもりです。また十分に走れましたらレビューという形で記事にしたいと思っています。
ともあれ、Made in Japanのとても高性能かつ手頃な価格のタイヤが出てきたのは素直に嬉しいことです。個人的に進化の凄さに驚かされたクリンチャーの各種も揃えていますので、興味のある方はぜひお試しください。