KOGA A-limitedをオーバーホールでお預かり。先日、念願だったブルベのSuper Randnneur(SR)を取得されたとのことで、一旦の区切りとしてフルメンテナンスをさせていただくことになりました。
分解しながら各部を点検していきます。
ヘッド周りはまだグリスによるシールが生きていて、汚れはあるものの状態は悪くありません
それでも細かい砂利や粉塵を拾っているので念入りにきれいにしてグリスアップ
Crank BrothersのCandyペダル。細かく分解できるようになっているのでこちらもこの機会にメンテナンス
ブレーキは特に汚れのひどい場所でした。内部のローラー付近に細かい砂利がアーチが削られています。雨の日の走行するとどうしてもこのあたりは汚れてしまうので注意が必要です。
ナットは特に錆がひどくフォークから簡単に取り出せないくらい肥大化していました。まさかこんなところで苦労するとは
ホイールとBBは前回別にメンテナンスさせて頂いているので今回は見送り
すべて洗浄し終えたらグリスアップしながら組み付けていきます。
今回はメンテナンスに合わせてハンドルを交換しています。One by Esuのスーパージェイアグリーは独自の振動吸収機構VDSを盛り込んでいて非常に快適なハンドルです。長距離(600km)を走った際に終盤で手の痛みに悩まされたということでしたので、その解決に少なからず貢献してくれると思います。
下ハンドルが握りやすい形状であったり、レバーのクリアランスが広く設定されているなど扱いやすいハンドルでもあります。
ケーブルは日泉ケーブルを新しいものに交換。2年もハードに使われるとさすがにブレーキの引きが重くなっていました。
写真が漏れてしまいましたがプーリーやケージも分解洗浄済み
タイヤはPanaracer Agilest。非常にコストパフォーマンスの高いクリンチャータイヤです。
サドルはPrologoのScratch M5 PAS
各部のメンテナンスを終えて新品同様のパフォーマンスを取り戻しております。また新しい目標に向かって愛車と共に楽しんでください。
よくお問い合わせ頂くメンテナンスの適正な頻度ついて走行距離や状況に大きく左右されますので一概には言えませんが、少なくとも1年に1度は見せて頂けるとありがたいです。メンテナンスが必要かどうかの点検は無料ですし、毎回フルオーバーホールまでの作業が必要とはならずむしろ早めに持ってきていただける方が安く済むケースが多いです。お気軽にご相談ください。