CANNONDALEのアルミの傑作バイクCAAD13をカスタムでお預かりしました。
今回のカスタムでは主な内容は以下の2点でした。
・フロントシングル化
・油圧ディスクブレーキを機械式に
仕様を単純化することでトラブル回避とメンテナンス性の向上を目指したカスタムです。
クランクはそのままチェーンリングをWOLFTOOTHのものに交換。ナローワイドになった歯がしっかりとチェーンを捕らえます。
ブレーキシステムを機械式ディスクブレーキに変更にすることでブレーキ(シフト)レバーはリムブレーキ用のものを使えるようになります。レバーが小ぶりになって握りやすくなるほか重量が大幅に軽くなるのでバイクの反応速度が明らかに変わります。また構造がシンプルになるなのででトラブルが起きにくくなるというメリットもあります。
機械式のディスクブレーキキャリパーはもちろんGROWTACのEQUALです。ややこしいケーブル配線のフレームでも驚くほどの引きの軽さを実現する本当に良くできたブレーキです。
ブレーキ本体に"READ USERS MANUAL"と大きな刻印。一般的な機械式ブレーキとは調整の仕方が少し違いますが、一度セットしてしまえば後の調整はとても簡単です。
フロントシングルでも幅広い状況に対応するため、リア変速はXPLR(グラベル向け)ディレイラーを採用。10-44TというロードとMTBの間のギア比を実現できるシリーズです。
ホイールはZIPPの303S。フックレスリムを採用したチューブレス専用の優秀なホイールです。おおよそ3.0-4.0barのロードバイクとしては超低圧での走行可能で、それゆえの快適性とグリップの良さはかなりのもの。価格も約15万円とカーボンホイールとしては抑えめなのも嬉しいところです。
メイン機との乗り分けでサブ機としてはっきりと別の役割を与えられたカスタムでした。乗り方が変われば必要な仕様は変わります。出番の減ったバイクもカスタム次第でまた活躍の場が生まれるかもしれません。どうぞお気軽にご相談ください。