SCOTT ADDICTのカスタムのご紹介です。今回の主目的は油圧ディスクブレーキ対応のシフターとキャリパーをあえて機械式(ワイヤー引き)に変えることでした。
油圧式のディスクブレーキは"引きが軽く制動力が強い""パッドクリアランスの調整不要"という大きなメリットを持っていますが、一方で油圧タンクや関連システムを抱えるシフターがやや"大きく重くなってしまう"というデメリットがあります。
大きさを並べて比較するとこんな感じ
厚みとブラケット先端の大きさが明らかに違いますね。重量では片側で油圧シフター236g、機械式シフター160gと約1.5倍の差がありました。もちろんどちらも電動の変速システムです。
シフターはハンドルの両端に取り付けられているのでその重量差は数値以上に体感しやすいかもしれません。
もちろん"機械式"という選択がしやすくなったのはGROWTAC EQUALのおかげです。従来の機械式のイメージを覆す高性能なキャリパーです。
一緒にハンドルをステム一体型のものに交換しました。ご覧の通りケーブル完全にフル内装(しかも結構ルーティングがきつめ)ですが、驚くことにブレーキの軽いタッチは健在でした。すごいな、EQUAL。(ただし、付属のハードアウターは使用せずに日泉ケーブルに変えています。)
SUPACAZのSTARFADEバーテープ のオイルスリックカラー。相変わらずトレンドを落とし込むのがうまい
SPEEDPLAYのペダルは幅広い層に人気。WAHOOブランドになってさらにクオリティアップしています。
シフター、ハンドル、キャリパーの交換で驚くほどハンドル周りが軽くなり、バイク全体の挙動も軽快になりました。新しいバイクの反応がなんとなく鈍く感じる、そんな時にはブレーキ周りの機械化という選択が解決策の1つになるかもしれません。どうぞお気軽にご相談ください。