ホイールメーカーONEAER(ワンエア)から新しいホイール「GX2」が登場しました。GX2はグラベルも視野に入れたオールロード向けモデルです。
ONEAER GX2 ¥279,200（税込）
このホイールの特徴はなんといってもその重量です。リムハイト23mmの前後セットでなんと1,240gという驚異の軽さ。グラベルだけでなくヒルクライム向けのホイールとして考えてもかなり優秀です。フックレスリムを採用し内幅は25mmのワイドリム、超低圧のチューブレス運用をすることで快適かつ高グリップな走りを実現します。推奨タイヤ幅は28C〜40Cと用途に合わせて幅広く選択可能です。
さらに驚かされたのはこの重量でありながらリムに穴が空いていないことです。リムテープが不要なのでさらに安定したチューブレスの運用が可能です。
ハブは信頼のDT SWISS 240を採用。優れた回転とメンテナンス性の高さが魅力です。国内代理店がしっかりしているので補修パーツの入手性が良いのもおすすめのポイントです。
スポークはSAPIMのCX-Sprintを使用。あえて軽量のCX-RAYを使わず、剛性と耐久性を重視したそう。参考までに軽さ重視でCX-Rayを採用している同じフックレスリム(40mmハイト)のホイールZIPP FIRECREST 303 Discの重量は1,352g（+リムテープ前後分）です。リムハイトの違いがあるにしてもいかにGX2が軽いか分かっていただけるでしょう。また先日発売になったENVEの最軽量ロード用ホイールSES2.3は28mmハイトのフックレスリムでCX-Rayを使用、こちらは内幅21mmとやや細く1,190g（+リムテープ前後）とさすがのスペックですが価格はGX2のほぼ2倍(¥499,950)です。
付属品もなかなかに豪華。シーラント、赤いアルマイトを用いたチューブレスバルブ、ステッカー、そしてオリジナルのマスクです。
マスクについてはちょっとした小話があります。ONEAERはコロナ初期の日本でマスク難民が大勢出ていた頃から必ず商品に医療用のマスク（当時は一般的な白い無地のものを20-30枚）をつけて送ってくれました。当時とても助けられたので、品質だけでなくメーカーとしてのそういう姿勢も尊敬しています。最近はマスクの供給が安定していることもあり、オリジナルの凝ったデザインを用意する余裕が出来たんでしょうね。ホイール購入の際はぜひお使いください。
しっかりしたホイールバッグも付属します。
1,240gととても軽く、しかしグラベルで気兼ねなく使用できるほど耐久性に優れたONEAERの新作ホイールGX2は幅広い方に刺さるホイールだと思います。今までの実績から性能と品質は保証いたします。ぜひ新しいホイールの候補に加えてください。
