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いよいよ開通!乗鞍スカイライン2022ライドレポート

さぁみんな大好き乗鞍のスカイラインが2022年も開かれたぞ!

というわけで、以前からお誘い頂いていた私は今年は開通初日に登ってきました。

いつもながらすごい積載量。ありがとうございます。

車を走らせて平湯ゲートへたどり着くとそこにはすでに大勢のサイクリストと報道陣が集まり、午前7時のオープンを今か今かと待っていました。

間になり約半年ぶりのゲートオープンです。報道陣と関係者が見守る中サイクリストとランナーが一斉に駆け出します。

我々も一足遅れてゆっくりスタートします。

走り出せばそこはサイクリストの楽園です。というのも乗鞍岳は2003年からマイカー規制が実施されているため、たまに通過するバスや関係者用の指定車以外ほとんど車両の走行がありません。つまりゲートをくぐってしまえば自転車と歩行者ばかりなので比較的のびのび走ることができます。(もちろんサイクリングロード等ではないので交通ルールは守りましょう)

ゲートからは約14kmで1,000mの標高を登ります。ヒルクライムの聖地と呼ばれるだけあってそれなりの斜度が続きます。

景色に目を奪われてあちこちで立ち止まってしまうので登坂力なんてほとんど要りません

振り返ればすぐに北アルプスが見えてきました。

雄大な飛騨の山々をご照覧あれい

高度が上がるにつれ雪の厚みとともに非現実へ入り込んでいる感覚が増していきます。

あいにく快晴とはいきませんでしたがそれでも見渡せる景色は圧巻

標高2400mを超えると大きな木がほとんど無くなり一気に視界が開けてきます。そう、ここからが乗鞍岳の真骨頂です。

植物は高原の固有種へ

視界を遮るもののない道路はまるで空を走っているようです。まさに"スカイライン"の名の通りですね。

道中で珍しい雷鳥を見ることができました。乗鞍には何度も通っていますが遭遇できたのは今回が初めてです。

平年より雪溶けは早かったようですが、それでも雪の壁は5mの高さを保っていました。

頂上付近にはスキーヤーの姿も

リフトがないので登るのが大変そう

今自分がいるのは日本なんだろうか?と自問せずにはいられない景色の連続です。

水のある場所はことごとく凍結。注意が必要でした。

そしてゴールである畳平2,702mへ到着

頂上の気温は2℃!雪で冷やされた風が吹き荒んでいるせいで体感は氷点下並の厳しいものでした。

今回友人に教えてもらって初めて知ったのですが畳平の売店では揚げたてのポテトチップスが食べられます。極寒のヒルクライムをこなしてきた後にこれを見ると温かさと塩分のせいずいぶん神々しくか見えました。

美味しかったのでみなさんもぜひお試しください。

開通初日ということで地域のお偉方が集まって記念式典のようなものが開かれお祭りムード。これからも乗鞍の環境保全をよろしくお願いします。

余談ですが、初乗鞍の同行者が頂上ではしゃいでいたところ、地元局のカメラマンの目に留まりインタビューを受けることに。

しっかり採用されて夕方の放送に乗っていたので笑いました。彼はずっとこの日の主役でしたね。

待ちに待った乗鞍シーズンのスタートです。まずは岐阜側のスカイラインがオープンしましたのでぜひみなさんも走ってみてください。長野側のエコーラインは7月1日開通予定なのでお間違い無く。

私もまた今度はお客様と7月にエコーラインを走りに行くお約束があります。もし興味のある方がいらっしゃいましたらスタッフまでお声がけください。

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