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新型SRAM RED AXS E1発売!実物をさわった感想と最速体験イベントのおしらせ

今やロード、グラベル、MTBなどスポーツバイクの変速コンポーネントの未来を切り開く役はすっかりSRAMの役目になりました。斬新なアイデアやメーカーとの協力で作り上げる新しい製品はいつも私たちを驚かせてくれます。そんなSRAMから最新のロード用コンポーネントが発表されたので早速東京の展示会まで行って実物を触ってきました

実走できたわけではないのであくまでテストシステム上で操作しての感想です

1番大きな変化のポイントはブレーキレバー(シフター)の形状です。ピストンの位置が見直され、相当な小型化が実現しています。握りやすくなったことはもちろん、レバーの形状の進化と相まって過去の1/5の力(80%減)でブレーキを引けるようになったと公式は主張しています。さすがに1/5は言い過ぎだとは思いますが、確かに操作しやすく指1本で簡単にブレーキングが出来るようになっていました。またブラケットが前に伸びた分、指の収まりも良くなり握りこむような持ち方でもブレーキレバーを引いた時に指が挟まるような心配はありませんでした。手の小さい私からするとこの変化は大きく、これだけでも買い替える価値があると感じます。旧RED、FORCE、RIVALすべてと互換性がありますので、既存のSRAMをお持ちの方はレバーとキャリパーだけ交換という選択もありだと思います。

一方で前に伸びた分はリーチに影響が出ていますので、場合によってはフレームのリーチやステム長の見直しが必要になるかもしれません。

追加されたボタンのボーナスボタンは内側のこの位置です。追加で変速を割り当てたり、サイコンのページ送りなどにも使えます。ボタンは見た目より面が広く、点で押す必要があるDi2より押しやすく感じました。

キャリパーは大きく肉抜きされて軽量化。ただしキャリパー自体は厚みが増して大径化していて結果、剛性は上がっているそうです。またピストン位置がローターのより外側を掴むよう調整され制動力も向上しているとのこと。また嬉しい変更としてパッドクリアランスが4mm広がっており、擦りにくくなっています。

フロントディレイラーにはオートトリム機能がつき、チェーン落ち防止効果が高まりました。設計に大きな変更はないので変速スピードにはあまり変化は感じません。チェーンは肉抜きが施されより軽量になりました。

※5/18追記

実走で使用してみたところ明らかに変速はスムーズになっていました。同じモーターなので変速スピード自体はそこまで速いわけではないですが、トルクがかかっていてもチェーンのもたつきが減りスムーズに歯に収まるように感じます。

RDはテンションプーリーが大径化しフリクションロスを低減したそうです。またカセットは新たに10-28T、10-30T、10-33T、10-36Tサイズと選択肢が広がっていますがRDは1種類ですべてのカセットサイズに対応します。

【まとめ】

・旧RED、FORCE、RIVALとすべてのパーツで互換あり

・レバー(シフター)は大きく変化。形状は小さく握りやすく指1本で操作可能

・キャリパーは剛性・制動力アップ。パッドクリアランスが4mm広がり扱いやすく

・変速スピードは基本的に変化なしやや向上。FDにオートトリムがついてチェーン落ちリスク低減

・重量はグループセット全体で旧REDから約150gの軽量化でDura-Aceを超えて最軽量に。

・価格は旧REDからまさかの値下げ。一式で¥678,110(税込)~

すでに販売は開始されていますのでいつでもご注文いただけます。お気軽にご相談ください。

またCANYONさんのご厚意で最速でSRAM RED AXS E1をご体験いただけるイベントを開催できることになりました。詳細は以下の記事でご確認ください。

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