アメリカのブランドRitte(リッタ)Bicyclesの取扱いを始めました。
RITTEはFactorやChapter2といった今日のミニマルデザインのカーボンバイクに大きな影響を与えた、性能とデザインを高いレベルで共存させるブランドの草分け的な存在です。
なぜ今さら取扱いを?という疑問があるかもしれません。それは新しくRITTEにラインナップされたクロモリロード2種が素晴らしい完成度で個人的な好みにも強烈に刺さったからです。
今までのカーボンなら、すでに取り扱っているCHAPTER2やFACTORがあるので今以上ラインナップを増やして販売する理由はありませんでした。しかし、今回ご紹介する新しい製品はクロモリという素材に最新の規格を盛り込み、さらにRITTEならではのクラシカルとモダンをうまく融合させたグラフィックを落とし込んで来た紛れもない傑作です。そういうわけで皆さんにご紹介したくなり、迷わず動いてしまいました。
RITTE Phantom(ファントム) ¥265,000(税別)
レースバイクを基盤にしたオールラウンドなディスク用ロードフレーム
ジオメトリ
RITTE Satyr(サテュロ) ¥265,000(税別)
Phantomをベースに最大43Cのタイヤを装着可能にしたオールロードフレーム
ジオメトリ
元UCIチャンピオンのTom Kellogが設計したフレームはクロモリらしい快適さを残しつつ、加速や巡航では現代的な走りを見せてくれます。
クロモリパイプはReynolds 725だけと非常に贅沢な構成。フロントフォークはENVE製で、写真ではわかりにくいですが例のロゴが先端に同色で入っています。
そして感心したのがBBにT47というChris Kingが考えた新しい規格を採用していること。これは、問題だらけだったBB30の後継PF30をねじ切り化したもので、JISを大径化したものをイメージしてもらえればと思います。これを使用するメリットはいくつかあって、特に大きいのは「プレスフィットの謳うBB大径化による剛性アップ」「大径化するクランクシャフトへの対応」、そして「JISの小さな径では難しかったブレーキホース やケーブルのフル内装化の実現」あたりだと思います。ねじ切りのBBの優位性については今さら語ることでもないので今後はディスクロードとともに定着しそうな気がしています。TREKなんかも一部で採用を始めていますね。
T47BBは単体で見るとこんなに大きい!
ヘッドのシンプルなロゴがなぜかかっこいい。
ブレーキホースはフル内装化。ホースを傷つけないようフレームに穴を開けるだけでなく専用のチップがはめ込まれています。デザインしたTom Kellogのサイン入りでオーダーフレームのよう。
ねじれ強度の確保に必要だけれど、キャリパーが付かなくなって何となくやぼったく感じてしまうディスクロードのブリッジ部分。そんなところにもちょっとした遊び心をしのばせて、存在が必然であるかのようにしてしまうRITTEのセンスに脱帽です。
スマートかつ替えのきく使いかっての良いエンド部分
Satyrは同じくReynolds 725のパイプにENVEのグラベルフォークを装備したモデルです。
クラシックな胴抜きロゴもRITTEにかかれば不思議と現代的に見えます。
クロモリのディスクロードが欲しいと思っている方には今もっともお勧めしたいフレームです。これだけ完成度が高く贅沢な構成でありながら20万円半ばであるコストパフォーマンスの高さも見逃せないところ。ぜひRITTEのスチールバイクにご注目ください。
RITTE ACE(エイス) ¥225,000(税別)
もちろんカーボンモデルも継続して販売中です。
______________
【南船場店】
営業時間:11:00 〜 20:00
TEL:06−7182−2721
e-mail:kandmcycle4@gmail.com
定休日:水曜
【堺 上野芝店】
営業時間:11:00 〜 20:00
TEL:072-247-9914
e-mail:kandmcycle4@gmail.com
定休日:水曜